BIOGRAPHY

流星音楽団(RYUSEI Music Band)

2020年、コロナウイルスが世界に蔓延する中、ヴァイオリンのつっちー、マンドラテノーレのりょー、マンドロンチェロのももかちゃんの3人で流星音楽団としての活動をスタートした。りょーとももかちゃんは同じ高校の器楽部(マンドリンオーケストラ)の出身。部内でもその音楽性に対する評価は高かった。つっちーはもともとその器楽部への指導を行っていた。元指導者と、部を音楽的に牽引してきた元部員の2人との3人で、地域に愛されるようなバンドを結成したいとの強い思いを持って結成し、今に至る。現在はマンドリンアンサンブルでもなく、ヴァイオリン系の擦弦楽器のアンサンブルでもない、特殊な弦楽3重奏で、さまざまなジャンルの音楽を奏でている。

2021年3月、マンドリンオーケストラ定期演奏会のアンサンブルステージにて、初めて生演奏を披露。6月、奥州市で行われた鉄道フェスタにおける企画「鉄道をうたおう」において、2曲披露。珍しい楽器であることも相まって、好評をいただいた。

つっちー

 グループの最年長。見た目よりも老けている。「子どもが生まれたらヴァイオリンを習わせたい」という母親の夢もあり、5歳からヴァイオリンを習い始める。小学4年生冬から小学校のブラスバンドクラブに所属。トランペット愛が深まり、高校まで吹奏楽部でトランペットを続け、高校3年生では念願の吹奏楽コンクール東北大会に出場した。また、ヴァイオリニストとしては、ジュニアオーケストラでのコンサートマスター、室内楽への挑戦など、さまざまな経験を積んだ。社会人となってからはマンドリンと出会い、マンドリンオーケストラでは指揮者として活動。また、高校のマンドリン部を指導し、念願の全国大会出場にちょっとだけ貢献した。

 流星音楽団では、曲のアレンジや楽譜作成を行い、主にヴァイオリンでメロディーを奏でている。

 ちなみに、マンドリンは、弾けない。

ももかちゃん

 マンドロンチェロ担当。たまに和楽器。和服が着たいという不純な理由により、小さい頃からお箏に親しんだ。中学時代は吹奏楽部でチューバを担当。指導者から絶大な信頼を集めていた。中3の時、某高校の器楽部の定期演奏会に足を運び、マンドリンの魅力に取り憑かれ、器楽部へ入部。低音への愛が溢れ、マンドロンチェロパートを担当することとなる。音楽の経験や、音楽センスが光り、コンクールでもソリスト等で活躍し、県最優秀賞獲得に貢献。2年連続で全国高等学校総合文化祭器楽部門に出場した。

 流星音楽団では、いつも「ギリギリ弾けるか弾けないか」のラインまで練習してくる(結果「弾けない」ことが多い)ため、だいたい合奏では最初にミスをするが、その柔らかく、かつ力強い低音は演奏において重要な役割を果たしている。J-POPをカバーする際にはエレキベースっぽい音を担当することが多い。譜読みに苦労しつつ、最後はとてもかっこよくきめている。

りょー

 グループ最年少でありながら、楽器の技術はピカイチ。また、2歳半でピアノ、3歳でヴァイオリンを始め、高校ではマンドラ・テノーレを始めてギターを含む撥弦楽器に親しむなど、さまざまな楽器を弾きこなすことができるため、メンバーから厚く信頼されている。

 楽器の技術やそのクールそうな見た目からは想像がつかないほど日本語が未熟であり、メンバーの会話がうまく噛み合わない時の原因の多くを作っている。

 現在は、某高校の器楽部で「サブコーチ」という肩書きで、高校生への指導を行っている。未熟な日本語はほとんど使わず、背中と音色で高校生たちを導いている。2021年には、夏の全国高校生ギター・マンドリンコンクールでの優良賞受賞に貢献した。

 流星音楽団では、対旋律やメロディーを軽快に弾きこなしている。信頼の厚さゆえに、めちゃくちゃ難しい譜面を渡されることもしばしばあるが、難なく弾きこなしている(ように見える)。